| むくみとは・・・
体の中の水分は、血管内、細胞内、細胞と細胞の間(組織間液)にあり、体重の約60%を占めています。
そして、「ミネラル」 や 「アルブミン」 というたんぱく質などの働きで、これらは常に行き来して浸透圧を調節し、バランスをとっています。
しかし、何らかの原因でこれらのバランスが崩れて、血管の外に水分が過剰にたまってしまうと、
「むくみ=浮腫」という状態になります。
むくみの原因
<一過性のもの>
日常生活を見直すことで、改善しやすいもの。
重力の影響で、夕方になると足のむくみとして出やすくなります。
- 長時間の立ち仕事、運動不足
- 冷え、衣類による締め付け
- 冷たいものをよく摂る
- 不規則な生活(夜更かしなども)
- 疲労
- 気温差が大きい場所での生活 ・・・例えば夏、室内は冷房で涼しく、外は暑い場合など
(筋肉の、血液やリンパ液を送り出す働きが低下する・自律神経やホルモンの乱れなどの影響で、静脈血やリンパ液がうっ滞し、むくみとなって現れます。
)
- 栄養バランスの偏り、塩分の多い食事
(塩分を多く摂ると、それを薄めるためにさらに水分を蓄えてしまいます。)
- 肥満
<女性ホルモンの影響によるもの>
- 月経前浮腫
生理前は黄体ホルモンの影響で、むくみやすくなります。(全身)
- 妊娠
妊娠中期以降は、血液がうすまり、むくみが出やすくなります。(全身)
しかし、妊娠後半期、「むくみがひどく、体重が週に500g以上増える」、「血圧が高くなる」 といった症状がある場合、妊娠中毒症の可能性がありますので、医療機関を受診しましょう。
また、妊娠後半期は、静脈瘤ができやすくなる時期でもありますので、特に母親に静脈瘤のある人は予防を心がけましょう。
<原因となる疾患があるもの>
病気を治療することが優先です。
むくみやすい部位 ・・・顔
- 急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症の初期、中等度の慢性腎炎 など
- 上大静脈症候群 (特に首〜顔)
- 血管神経性浮腫 (クインケ浮腫)
むくみやすい部位 ・・・足
- うっ血性心不全 (初期は足がむくみやすい。進むと全身がむくみ、腹水がたまる)
- 血栓性静脈炎、深部静脈血栓症、エコノミークラス症候群
- 慢性静脈不全症
- 静脈瘤
むくみやすい部位 ・・・全身
- ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、SLE(全身性エリテマトーデス)腎症 など
- 肝硬変、重症肝炎 など (特に腹水がたまりやすい)
- たんぱく漏出性胃腸症
- 吸収不良症候群
- 悪性腫瘍
- 甲状腺機能低下症
- クッシング症候群
- 妊娠中毒症 (特徴 「むくみ」、「高血圧」、「たんぱく尿」 がある)
<薬の影響によるもの>
- 抗炎症剤、血管拡張剤、副腎皮質ホルモン剤、グリチルリチン製剤などによる。
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