HOME  >  漢方・薬膳レシピ >えびだんごと白菜のくず煮

こんな人にオススメ

  • 体が冷える
  • 低血圧、精力減退、はしか・蕁麻疹

材料 (4人分)

* えび…200g
* 白菜…800g
* 卵…1個
* だし…2カップ
* しょうが…適宜
* 醤油…大さじ1
* 酒…大さじ4
* 塩…小さじ1

作り方

(1)えびは背わた殻、頭を取り除き、細かく潰し、卵と片栗粉でまぜ団子にする。

(2)(1)の団子を油で揚げる。

(3)(2)の団子をザルにならべ熱湯をかけ油ぬきをする。

(4)白菜を3~4cmのざく切りにする。

(5)だし、酒、しょうゆ、塩を合わせ白菜をやわらかくなるまで煮る

(6)(5)にえび団子をいれ、最後に片栗粉でとろみをつける。

食材あれこれ

えび:味甘、性微温、肝・腎経

・ 「血は温めることを好み、寒を嫌う」というのが中医学の考え方。血液が体内をスムーズにめぐるためには、体を温め血液の温度を一定以上にたもつことが大切です。
そこで、クーラーにあたる、あるいは体を冷やす飲み物や食べ物をたくさん摂り体を冷やせば、“おけつ”といって古い血液がたまりやすい状態になります。
そうなるとコリなどの痛みをともなう症状が出るばかりでなく、女性の場合、生理不順などの婦人科系統の病気も出てきます。

もちろん美容にも大敵。“おけつ”になると、肌荒れやシミが出やすくなるからです。えびも体を温めてくれる食べ物です。
暑いからといってクーラーでガンガンに冷えた部屋で一日中すごせば、いくら高価な美容液をつけたところでお肌は美しくなりません。
健康のために、美しさのために、寒がりな人、クーラーに弱い人は、体を温める食べ物を召し上がれ。

・ 中医学には、「腎は精を蔵す」という言葉があります。
精とは別名“精気”とも呼ばれる生命活動を維持していくために必要な物質です。また人の体が発育していくのは、腎に蓄えられた精によって営まれていると考えられています。子供の発育を促すにも、成人の老化現象を遅らせるにもこの腎を強化することはとても大切です。

腎を強めるとは大人の場合、強請効果ありと考えられます。また腎はからだの下半身にあることから腰とも密接な関係があります。腎が弱ってくると足腰がだるくなり、下半身から冷えてくるなどの症状が現れます。

そんなときはえびをはじめとする補腎作用の強い食べ物を召し上がれ。

・ また、夏場にしっかり腎を強化しておけば、ゼンソクや関節炎といった冬場にあらわれやすい病気を予防する、あるいは症状を軽くしてくれるなどの効果があります。

こんな人は要注意!!
アレルギー体質の人は食べ過ぎに注意しましょう。