東洋医学的解説
中医学で高血圧を簡単に説明すると、
「お血」といって血流がうまくいってませんよ。血液をさらさらに流せば、血圧が下がりますよ。
ということを言っています。
血液がどろどろになってしまう原因を、中医学では大まかに
痰湿 ・・ たべものが脂っこい、てんぷらや揚げ物などを好んで食べる
潤い不足・・ 血液をさらさらにする潤い成分(津液)が不足してしまいました
(年齢を重ねていくうちに、どんどん高血圧になっていった。という方はこちら)
ストレスによって起こる
寝ていない、などの疲労が溜まっている
漢方の降圧剤は下げすぎるということがありません。
西洋のお薬と併用することも可能です。
その場で下げることはとても大事ですが、体質を変えていくことも必要ですね。
西洋医学的解説
血圧とは、血液の流れている部位の血管壁に加わる圧力のことを言います。
血管には、動脈、肺動脈、静脈、毛細血管、心臓といったものが挙げられますが、一般的に血圧測定で用いる部位は動脈です。
血圧には、最大血圧(最高血圧)と最小血圧(最低血圧)があります。
そして、最大血圧と最小血圧の差を脈圧といいます。
高血圧になると最大血圧が160㎜Hg以上、最小血圧が95mmHg以上になったものをいい、
種類には本態性(一次性)高血圧 と 二次性高血圧 があります。
【 本態性(一次性)高血圧 】
はっきりとした原因のない場合のものをいいます。
高血圧症のうち約80%がこの本態性高血圧といわれています。
- 本態性高血圧の原因因子
遺伝
遺伝傾向が強くみられます。
例えば、両親が共に高血圧の場合には、子供の約1/3は高血圧になることがあります。
環境
食生活で塩分摂取量の多い寒い地域(東北地方など)には、高血圧症になる人が多くみられます。
ストレスを受ける環境にあると、血圧上昇につながることがあります。
- 本態性高血圧の他器官に及ぼす影響
心臓
高血圧によって動脈硬化を起こしやすくなっており、狭心症、心筋梗塞といった病気を引き起こす場合があります。
脳
高血圧によって脳動脈にも動脈硬化を起こします。
脳梗塞や脳出血といった疾患を引き起こすことがあります。
腎臓
高血圧によって腎細動脈に障害が起こり、尿の濃縮が低下して比重の低い尿が多量に排泄されます。
次第に、腎臓は萎縮して萎縮腎となったり、腎不全を起こすまで機能低下していきます。
- 本態性高血圧の症状
- 血圧測定時の変化
血圧は1回測定した時に高血圧の値を示したからといって、高血圧症と診断されるものではありません。
血圧は様々なことによって変化をきたします。
例えば
怒る
精神的緊張がある場合
運動後
血圧測定時刻 (朝と夕方では異なる場合があります)
高血圧症の判断としては、1~2週間の間をおいて2、3回の血圧測定を行い、判断します。
- 本態性高血圧の治療
食事療法
・食塩の制限 (1日5~10g)
・脂肪分の制限 (動物性脂肪を制限し植物性脂肪を多く摂取します)
・摂取エネルギーの制限を行うことで肥満を改善します
生活指導
・ストレスを避けます
・適度な運動を行います
・適度な休息をとります
薬物療法
食事療法、生活指導を行っても改善されない場合に行う治療です。
この治療は最小血圧(最低血圧)が100mmHg 以上の場合に行われます。
・チアジド系降圧薬
・レセルピン系降圧薬
・血管拡張薬(ヒドララジン、ニフェジピン、ジルチアゼム)
・メチルドパ
【 二次性高血圧 】
本態性(一次性)高血圧は原因のはっきりしないものでしたが、
二次性高血圧は腎臓、副腎などに疾患があり、そのために高血圧をきたしているものをいいます。
腎性高血圧
副腎性高血圧 があります。
- 二次性高血圧の原因
糸球体腎炎、腎盂腎炎、腎動脈狭窄によって 腎血管性高血圧、
のう胞腎などの疾患が原因で高血圧を引き起こします。
- 腎性高血圧
原発性アルドステロン症
副腎からのアルドステロン分泌過剰により高血圧が起こります。
クッシング症候群
副腎から分泌されるコルチゾルの分泌過剰により高血圧が起こります。
褐色細胞腫
アドレナリン、ノルアドレナリンを過剰分泌することで高血圧が起こります。
- 二次性高血圧の治療
原因疾患がはっきりしているので、その疾患の治療をすることで高血圧の症状も改善します。
手術療法
腎盂腎炎、腎動脈狭窄は2つある腎臓のうち、片方だけの腎臓に起こります。
そのため、病側の腎臓を手術し治療することで、高血圧の症状も改善します。
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