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東洋医学的解説

西洋の治療では、何らかの疾患があり、それが原因でだるさ・疲れが出ている場合にはその疾患を治療します。
しかし、検査ですべての原因が分かるわけではありません。
また一時的なものであればいいのですが、
異常はないのにだるい・生活に気をつけても疲れが抜けない、
休めば疲れはとれるが少し頑張るだけですぐに疲れてしまう、といったこともあります。

では、そういう時どうすれば良いのでしょうか?

漢方では 「未病を治す」 つまり病気になる前に予防するという考え方があります。
これはとても大切な事です。
検査で異常が出ていなくても症状があるのは、身体や心からの信号でもあるからです。

従って、病気になる前にどのような信号が出ているのかを見極め、対応していく必要があるのです。
その方法としては、生活を改善したり、心の持ち方を見直すこと等も含まれますが、それだけでは力不足な時、漢方薬がおすすめです。

だるさ・疲れは、身体のバランスが崩れたときに出やすくなるので、要因としては様々なことが考えられます。

漢方ではだるい・疲れが抜けないという時、まずは気虚を考えていきますが、その他の症状や声の張り、姿勢なども見ながら総合的に判断していきます。

ここでは簡単にいくつかのタイプをご紹介します。

<余分なものが滞っている場合>

余分なもの、不必要なものを溜め込み、それが邪魔をして体の機能がスムーズに働かないために、だるさ・疲れが出ます。

  • 気の流れが滞った状態・・・「気滞」(きたい)

<症状>
・ おなか・頭・胸・脇・背中などが張って痛い
イライラしやすい
・気分の起伏が大きい
・のどに何かがある感じがする
・おならが止まらない    などを伴います。

<要因>
ストレスを受ける、食べすぎ、気が足りない、など。
緊張しやすい、神経質、よく気を遣う方も、このタイプかもしれません。

<漢方>
主に「気」の流れを手助けするものを使います。

  • 血液が流れにくく、古い血が滞った状態・・・「オ血」

<症状>
肩がこる頭痛がする、肌につやがない、くまができる、生理痛がある、生理の時に塊が出る
などを伴います。

<要因>
ストレスを受ける、バランスの悪い食事、冷える、血を流す力がない、血が足りない、など。

<漢方>
なぜ血が流れにくいのかをみた上で、判断していきます。
主に「血」の流れを手助けするものを使います。

  • 代謝しきれない余分な水分が溜まった状態・・・湿タイプ

<症状>
重だるい、食欲が落ちる、むくむ頭痛がする、おりものが増える  などを伴います。

<要因>
湿度の高いところに住む(梅雨の時期など)、食べすぎ、飲みすぎ、胃腸をこわす、など。
舌苔がびっしり、普段から胃腸が弱い、冷えやすい方は要注意です。

<漢方>
なぜ湿が溜まっているのかを判断した上で、水分代謝を手助けするものを使います。

<必要なものが足りていない場合>

必要なものが足りないために、栄養不足・エネルギー不足となり身体の機能が低下してだるさ・疲れが出ます。

  • 「気」(元気の源)が足りない状態・・・「気虚」(ききょ)

<症状>
気力がでない、動くとさらに疲れる、めまいがする、汗をかきやすい、息切れがする、風邪を引きやすい
などを伴います。

<生活>
「気」(元気の源)が人より少ないので、疲れた時はゆっくり休むことが大切です。

<漢方>
主に「気」を補うものを使います。(「補気」)

  • その人によって必要な「血」の量が足りていない状態・・・「血虚」(けっきょ)
    血は、栄養を与えて潤す働きがあり、精神を正常に保つための基本となる物質です。

<症状>
めまいがする、がする、唇や爪の色がうすい、手足のしびれがある、足がつる、生理の量が少ない、
目がしょぼしょぼする、眠れない動悸がする、最近集中力が低下した、物忘れしやすい、落ち込みやすい
などを伴います。

<生活>
普段からレバー、ほうれん草など「血」を補うものを摂りましょう。
頭や目を使っても「血」を消耗します。
パソコンを使う、細かな字を見ることが多い、悩みやすい方は、
きちんと食事を摂って、ぐっすり眠ることも大切です。

<漢方>
主に「血」を補うものを使います。(「補血」)

  • 「陰」(潤す、冷ます働きのあるもの)が足りない状態・・・「陰虚」(いんきょ)

<症状>
めまいがする、眠れない、口や喉が乾燥する、寝汗をかく、のぼせる、手足がほてる、
そわそわする、イライラしやすい、微熱が出る、やせる、尿の色が濃い   などを伴います。

<生活>
夜更かしは禁物です。
また、夏は汗をかいて、秋冬は乾燥のため陰を消耗しやすくなります。予防・ケアを心がけましょう。

<漢方>
主に「陰」を補うものを使います。(「補陰」)

  • 温める力が弱くなった状態・・・「陽虚」(ようきょ)

<症状>
「気虚」の症状に加えて、
寒がる、手足が冷たい、下痢しやすい、泥のような便や軟らかい便などを伴います。

<生活>
冷たいものを控え、腰を冷やさないように気をつけましょう。

<漢方>
主に「陽」を補うものを使います。(「補陽」)

その他、漢方でいう五臓(肝・心・脾・肺・腎)などの状態をみたうえで、総合的に判断していきます。
その中で、特に以下のような方は要注意です。

  • 「脾虚」(ひきょ)タイプ

食事は身体に必要な「気」「血」「水」のもとになります。
しかし、「脾」が弱っていると、これらを取り込めないのです。

<症状>
食欲が出ない、食後におなかが張る、泥のようなべたっとした便、軟らかい便である、
下痢しやすい、便秘する、手足がだるい、やせる、不正出血がある、胃下垂
などを伴います。

<生活>
食事をきちんと摂ることが大切ですが、消化・吸収力が弱いので、ゆっくりよく噛んで食べるように心がけましょう。
食事を抜いたり、ダイエットをするのは禁物です。

<漢方>
主に「脾」を元気づけてあげるものを使います。
また、消化を助けるものを使うこともあります。

  • 「腎虚」(じんきょ)タイプ

「腎」は身体全体の「陰」「陽」の基本であり、生きていくうえで必要なエネルギーが蓄えられています。
したがって「腎」が弱くなると身体全体に影響してきます。

また、「腎」は老化とも関わりがあり、年を重ねるに従って少しずつ弱っていくのですが、
最近は若い方でも「腎虚」の方が多く見受けられます。

<症状>
腰がだるい、下半身に力が入らない、めまい・ふらつき耳鳴り、精力減退、
夜トイレに何度も起きる、息を深く吸えない、冷えやすい、のぼせやすい
などを伴います。

<生活>
不摂生、夜更かしは禁物です。
特に子供の頃から身体が弱い、母親が高齢で出産した子供である、これから出産予定の方、は予防が大切です。

<漢方>
主に「腎」を補うものを使います。
ただし「脾」が弱い方の場合は、まずは「脾」を立て直すことが必要です。

疲れは蓄積する!!悪循環を断ち切ろう!!

疲れ・だるさは、初めは一時的なもので、早めに休養をとればすぐに改善するかもしれません。
しかし、それが続くと自律神経やホルモンのバランスも乱れ、内臓の機能も低下してくるため、疲れはさらに溜まりやすくなります。

これを漢方的に見ると、例えば夏に冷たいものを飲みすぎて「湿」が溜まったとします。
それをそのままにしておくと、次第に「脾」、「腎」が弱り、だるさが抜けなくなってきます。

何事も早めのケアと、普段からの養生が大切です。

西洋医学的解説

だるい、疲れる、気力が出ないなど・・・。

これらは、運動後などの一時的なものも含めれば、誰もが感じたことのある症状です。
しかし、客観的な判断が難しいものでもあります。
というのも、人それぞれ感じ方は様々で主観的なものでもあるからです。

またこれらは、肉体的な疲れ(目の疲れ、肩こり、足がだるい、身体全体がだるい、運動後の疲れなど)と
精神的な疲れ(やる気が出ない、何をやるにも億劫になる、気持ちが落ち込むなど)に分けられますが、
お互いの関連がとても深く、その境界がはっきりとしないというのもその理由です。

現在は疲労物質の蓄積やセロトニン、ドーパミンといった神経伝達物質の不足などが症状に関与すると言われていますが、まだ具体的な疲れのメカニズムははっきり分かっていません。

  • だるさの要因

何らかの疾患によるもの

・肝臓病(急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変など)
・甲状腺の病気(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症など)
・副甲状腺の病気・副腎の病気(アジソン病など)
・下垂体の病気
・腎臓病(急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ、腎不全など)
糖尿病
高血圧
低血圧
貧血
・血液の病気(急性白血病、慢性骨髄性白血病、無顆粒球症など)
・悪性腫瘍
・肺の疾患(喘息など)
・感染症(風邪、結核など)
・リウマチ熱
・心疾患(心不全、心内膜炎など)
慢性疲労症候群
自律神経失調症
うつ病不安神経症・・・朝から疲れていて起きる気力が出ないという特徴があります。

薬の影響によるもの

・降圧剤、抗うつ剤、鎮静剤など
・高齢者の服薬・・・薬を解毒する力が落ちているため

女性の場合

・月経前
・妊娠  など

その他

・精神的要因によるもの(ストレス、緊張、不安、恐怖、マイナス思考など)
・過労(働きすぎ、残業)
・寝不足、不眠
・運動不足
・生活が不規則(食事や寝る時間がバラバラ)
・偏食
・軽い酸素不足(締め切った部屋に長時間居ることによるものなど)
・二日酔い
・環境の影響(高温多湿、空気の汚染など)

  • だるさの治療

もしも、ダラダラと疲れが抜けない、いつもの疲れとは違う、発熱や下痢があるような場合には、何らかの疾患からだるさが出ている場合もありますので、医師に相談しましょう。

また診断の際、だるい・疲れやすいだけでは何が原因なのか、つかみきれないことがあります。従って、他にどんな症状があるのかも医師にきちんと伝えることが大切です。そして、何らかの疾患が原因の場合は、それを治療します。

また、例えばうつ病の場合は、がんばろうと励ますことが本人にとっては負担になります。
改善には家族の協力と理解も必要です。

もし、症状が一時的なものであるならば、以下のように生活を見直しましょう。

休養

まずはゆっくり休むことが大切です。
もしもこれで改善されるようなら、一時的なもので問題はありません。

睡眠をとる&リズムを整える

睡眠をきちんととることが必要です。
これは肉体的・精神的疲れの改善に不可欠のものです。
ただし、この時リズムをつけることも大切!夜更かしをしてその分昼過ぎまで寝る、あるいは週末に寝だめをするという人も多いようですが、自律神経のバランスを整えるどころか乱してしまうので、最近疲れやすい・疲れがぬけないという方は特に気をつけましょう。

気分転換

散歩、軽い運動、入浴などは身体と心の緊張をほぐしてくれます。
ただし、病気がある方は、医師に相談して行ってください。
この他、好きな本を読む、好きな音楽を聴く、映画をみる、趣味に没頭する、なども良いでしょう。

食事をきちんと摂る

身体を作っていくのは毎日の食事です。栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
また、食事を楽しく摂る工夫も大切です。
旬のものを味わって食べる、楽しく会話しながら食べる、彩りよく目でも楽しみながら食べるなど、工夫は色々あります。

だるさの原因を探る

自分なりにだるさの原因を探ってみることも大切です。
例えば、ここ最近残業が続いていたな、自分の時間が持てていないな、食事をきちんと摂っていなかったな、嫌なことが続いていたな・・・など。
ある程度思い当たることがあれば、対策も立てられます。

参考文献:「最新 家庭医学大百科」(主婦の友社)

気になる予算は ?

だるさを感じはじめてから、

・時間があまり経っていない方で、お食事のバランスが良い方は
・・・1ヶ月 15000円位。

・沢山の症状をかかえて、期間も長い方は、
・・・1ヶ月 25000円~30000円 程度。

体質や普段の生活によって、値段が大分変わってきてしまいます。
ここに記載されているものも大体の予算になります。
体験談にも1ヶ月の予算が掲載されていますので、ご参考になさってください。

お客様の平均予算は ¥25,000位 ・・・だるさ以外にも色々な症状が重なっているため

お客様体験談

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